わかりやすい文章とは何なのか?

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今日はわかりやすい文章とは何か?について深掘りしていく。

「わかる」という概念について、多くの人は簡単に使うけど、認識としては大半の人は曖昧だろう。僕自身もそうだった。だから改めて「わかる」とは何なのかについて理解を深めてもらう。そして、この記事を読めば、「わかりやすい文章」について理解できるし、僕らがライティングを学ばなければいけない理由が理解できるはずだ。
 
では、書いていく。

まず、人間が「わかった!」と認識する場合には二つのパターンがある。それは「場合分けができた時」と「記憶の中の情報が未知の概念と結びついた時」だ。

一つずつ説明していく。「場合分けができた時」というのは例えば、「りんご」という新しい概念をインプットした時にこれは「果物」の中に分類されるなと理解した時だ。このように具体的な事象を脳内にある既存の抽象概念の中に入れることができた時、人は「わかった」というような反応を示す。

僕らが人の話を聞いた時、「あー、それ知ってる知ってる!」というような反応を示すのは無意識のうちに頭の中で「場合分け」が行われているからだ。「りんご」という情報をキャッチしたら「果物」という枠に入り、受け取った側は果物の中から「パイナップル」や「バナナ」という概念を引っ張り出し、「果物」に関する会話のキャッチボールが成立する。

こうやって、僕らは普段の会話からいろんなものを連想させながら、会話をしているし、これが上手い人同士で話すと、会話が途切れることはない。
 

もう一方の「記憶の中の情報と結びついた時」というのは未知の概念を既存の概念で説明できた時だ。例えば、小学二年生にタイムスリップしたとしよう。僕らは「足算」を既存の概念として習得しているが、未知の概念である「かけ算」を習得しようとする時、どうするか?小学二年生にとってはかけ算というのは未知の概念だ。

未知の概念なのにも関わらず、2✖️2=4、9✖️8=72みたいにいきなりククの表を暗記しようとすると意味がわからなくなる。これをやると知識としては覚えられるけど、理解してはいないから、自由自在には使えない状態になるのだ。
 

勉強でつまづく人は大体これ。結びつかないままとりあえず、単体の知識としてそのまま脳内に貯蔵しようとする。結びつかない状態で脳内のどこかにフワフワ浮いているから当然、使うこともできず、時間の問題で風化して消え去っていく。勉強したことを全部取りこぼしている人の頭の中はこのようになっているから注意が必要だ。
 
だから、未知の概念をそのままインプットさせようとしてはダメ。小学二年生には「足算」という既存の概念を用いて未知の概念である「かけ算」を説明しなければならない。2✖️3=2+2+2のことで「同じ数を3回足すと計算しづらいから、同じ数を連続して足すときはかけ算という概念を使うんだよ」ということを説明すれば、小学二年生は「たし算」と「かけ算」が脳内で繋がって、「わかった!」という反応を示すのだ。

これが「わかる」の正体であり、基本的に上記二つのパターン以外で人間が「わかる」と認識することはないから、人に何かを説明したり、教えたりする時は「場合分け」か「既存と未知の結びつけ」を意識するといい。本などを読んで理解できない概念と出会した時、それを理解できないのはその概念を上記二つのパターンのどちらにも当てはめることができないからだ。

そして、僕らがライティングを通して読者に理解してもらおうと考えたら、絶対に上記の二つのパターンは意識して書かなければならない。これらを無視して適当に自分の書きたいことを書き殴っても、誰にも読んでもらえないし、それはただの自己満足の文章になってしまう。
 

また、どれだけ僕らがわかりやすい文章を書いても読者が100%完全に「わかった!」となるケースはない。それは書き手と読み手での理解度が永遠に一致することはないからだ。この記事もそう。僕が言いたいこと自体は理解できると思う。だけど、書き手と同じことが再現できるか?と言われたら、できないはずだ。書き手と読み手の理解が100%一致することはないから、僕らがやるべきことはこの差を限りなく100%に近づけること。

だから、同じ概念でも角度を変えて、いろんな方向から説明しなければならない。つまり、毎回の記事で「わかった!」と思わせられる人が良い書き手であり、読み手にそう思ってもらえることで次の記事もまた読みたいと思ってもらえるのだ。

すなわち、僕らがすべきことは読者の理解度を限りなく100%に近づける工夫を施すこと。僕の記事を全部読んでくれている人ならわかると思うが、僕は結構同じようなことでも言い回しを変えて何度も書いている。

それは同じことでも違う角度から伝えることで、読み手の理解を促進できるからだ。人は一発では理解できない。
 

だから、いろんなものと結びつけ、多種多様な表現を用いて説明することで、ちょっとずつ読者のレベルを上げていく必要がある。自分と読者が共に成長していく物語をライティングで表現し、新しい世界を見せ続ける。自分が成長し、視点を増やし続けることでこれは十分可能だし、この物語は自分が成長し続ける限り、終わりはない。

そこがライティングの面白さでもある。奥が深いし、どこまでも極めることができるから。自分の中に新たな軸を作り、表現できるバリエーションが増えると、文章もどんどん面白くなる。
 
その終わりなき、成長ストーリーにフォロワーを巻き込める人だけが文章の世界では長きに渡り繁栄をもたらすのだ。ノウハウしか語れない人はいつか飽きられる。この意識を持って、読者を自分の物語の中に巻き込み、自分を磨き上げ、ライティングスキルを高めていってほしい。

疲れたんで終わり。
では!

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